お盆ってなに?いまさら聞けない!お盆のことを教えます

  • 2020年8月12日
  • 2020年8月26日
  • 行事
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こんにちは。7月・8月はお盆の時期です。

お盆ってなに?実際、どんなことをすればいいの?

などなど、分からないことが多いのではないでしょうか。

そんな疑問にお答えします。

お盆ってなに?

お盆といえば

・お盆休み

・故郷に帰省

・盆踊り

などなど、楽しみなことが思い浮かびます。

 

ですが・・・・・・!!

お盆は、簡単に言うと、ご先祖さまが帰ってこられる期間です。

お浄土からご先祖さまをお迎えして、供養する行事を【お盆】というのです。

お盆は、ご先祖さまに日頃の感謝を伝える絶好のチャンスなのです。

いまある命は、ご先祖さまからいただいたもの。

ご先祖さまのどなたかが、1人でも欠けていたらこの命は存在しません。

すべてのご先祖さまが、必死に命をつないでくださったのです。

ご先祖さまに直接感謝を伝えることができる。

この最高の機会を逃さないようにしたいですね。

ここからは、お盆についてもう少し深くお話します。

 

しかし、お盆には「これだ!」という明確な答えがありません。

「こうしなければいけない」などの、決まりはありません。

あくまでも、一般的なことや、実際に【智福寺】でおこなっているものであることをご了承ください。

 

お盆っていつ?

冒頭に「7月・8月はお盆の時期です」と書きました。

一般的・全国的には、8月のイメージが強いですよね。

ですが、7月にご先祖様をお迎えする地域があるのです。

つまり、地域によってお盆の時期が異なります。

東京都の一部や神奈川県の一部、北海道函館市、石川県金沢市、静岡県の一部などでは7月に行われます。

例外もありますが、それ以外の地域は8月に行われます。

 

お盆はなぜ7月と8月?

そこで、疑問がうまれるはずです。

お盆はなぜ、7月に行う地域と8月に行う地域があるのか?

これは、明治時代に行われた改暦が関係してくるのです。

もともと全国的には、改暦前(旧暦)の7月に行われていました。
※旧暦の7月というのは、新暦の7月下旬から9月上旬ごろにあたります。

東京都などは、改暦後(新暦)も7月を踏襲しました。

しかし、新暦の7月は、農作業で忙しい地域があるのです。

そこで、まるまる一か月後にずらして、農作業が落ち着いた8月にお盆を行う地域が増えたと言われています。

 

お盆の期間

7月も8月も、基本的にはお盆の期間は15日を中心に考えます。

一般的には13日から16日までとするところが多いです。

これにも地域性があり、上記の期間に限りません。

13日から15日までとするところもあります。

ご先祖さまを13日にお迎えして、16日にお送りするのです。

地域によっては12日にお迎えしたり、15日にお送りしたりするということです。

 

どうやってお迎えするの?

お盆はご先祖さまが帰ってこられる期間だと、前述しました。

では、どうやってお迎えすればいいの?という疑問にお答えします。

基本的には夕方に『迎え火』を焚いてお迎えします。

お墓参りをするとき、「おがら(麻の茎の皮をはいだもの)」を燃やし、その火を提灯(ちょうちん)にともし、家にお連れする。

また、お墓が遠方にある場合や、どうしてもその日にお墓参りができない場合は、家の門や庭先で「おがら」を燃やします。

おがらを燃やした際にでる炎が、ご先祖さまの道しるべになるのです。

基本的には「ほうろく」という素焼きのお皿のうえで燃やします。

ほうろくがない場合は、使わなくなったお皿などをもちい、火事をおこさないよう注意すれば大丈夫です。

最近は、お住まいの状況により、おがらを燃やせないご家庭もあります。
その場はご自宅に「盆提灯」を供えることでその役割を果たします。

※おがらは、お盆の時期になるとスーパーや、お花屋さんなどで購入できます。

 

ご先祖さまは家のどこでお休みするの?お供えする物はなに?

お盆の期間にお帰りになられたご先祖さまは、「精霊棚(しょうりょうだな)」という棚で休まれます。

お仏壇が普及するまえ…

お盆の時期に棚をつくって、ご先祖さまをお迎えする慣わしがありました。

これが精霊棚の原点だといわれています。

精霊棚は、期間にはお仏壇のまえにつくります。

お仏壇のまえに、低めの机をおきます。

机の四方に、笹竹で骨組みをつくり、机のうえに真菰(まこも)のゴザを敷きます。

そして、四方の竹に縄を張ります。

これを精霊棚といいます。

精霊棚のうえには、季節の野菜や果物、そうめん、水の子(キュウリやナスをきざみ、洗米をまぶしたもの)などをお供えします。

四方の縄には、ホオズキなどを吊るします。

お位牌を精霊棚の後方に安置し、ロウソク、お線香、お花を供えます。

キュウリでつくる【精霊馬】・ナスでつくる【精霊牛】

それから精霊棚のうえに、キュウリやナスでつくった置物を見たことがあるのではないでしょうか?

これらは、ご先祖さまの乗り物なのです。

キュウリは馬、ナスは牛です。

ご先祖さまは、お浄土から少しでも早く帰って来ることができるように「足の速い馬」に乗ります。

また、少しでも長くこの世にいてもらいたい、ゆっくり景色を楽しみながらお浄土に戻ることができるように「歩みの遅い牛」に乗ります。

キュウリやナスに、先ほどの「おがら」を短く切ったものを刺して足にします。

おがらがない場合は、割りばしなどを用います。

これらを、「精霊馬」「精霊牛」と呼びます。

精霊棚がつくれない場合はどうしたらいい?

ここまでお読みになられて、スペースがないなどの理由で精霊棚がつくれない場合はどうしたらいいの?という疑問もわくはずです。

もちろん!いろいろなご事情により、精霊棚がつくれないご家庭もあります。

そんなときは、お仏壇に「水の子」や「精霊馬」「精霊牛」などを供えればいいのです。

それも無理!という場合や、そもそもお仏壇がないというご家庭もあるでしょう。

最低限できることをすればよいのです。

つまり、ご先祖さまを供養する、ご先祖さまに感謝する、ご先祖さまを敬うなどの想いを伝えることができれば、それでよいのです。

 

どうやってお送りするの?

ご先祖さまは、3日ほどご自宅に滞在されたあと、お浄土に戻られます。

お浄土へのお送りのしかたは、大きくわけて2つあります。

 

1つ目は、『送り火』を焚いてお送りする。

基本的には迎え火と同様で、夕刻に「おがら」を燃やしてお送りします。

家の門や庭先で『送り火』を焚くのが一般的です。

また、送り火で有名なものが、京都の『大文字焼き』です。

大文字焼きは、おがらを用いませんが、火を焚いてご先祖さまをお送りする『送り火』のひとつです。

夏の風物詩のとして、ご存じのかたも多いのではないでしょうか?

 

2つ目は、川に流してお送りする。

『精霊流し(しょうろうながし)』や『灯籠流し(とうろうながし)』ということばを聞いたことがありませんか?

ご先祖さまは、「山のほうから帰ってきて、川から海へ戻っていく」という信仰が日本にはありました。

この信仰がもとになり、お盆のおわりに、ご先祖さまの精霊を川に流すようになりました。

方法はさまざまで、小さな船のようなものをつくり、その船にロウソクを立てたり、ご先祖さまの戒名などを書いたりして川に流します。

現在は、環境汚染の問題もあり、『精霊流し』や『灯籠流し』は減ってきていると聞いております。

大々的に行っている地域もあるので、一度はその方法でお送りしてみたいものです。

 

まとめ

このように、お盆はご先祖さまがご自宅に里帰りをされる大切な期間です。

今年はコロナ禍で、皆さまがご実家に帰省したり、お盆休みを満喫したりすることが難しいですね。

しかし、今お住まいの場所でもご先祖さまに感謝の想いを伝えることは容易にできるはずです。

今あるご自身の命は、ご先祖さまがあらゆる困難を乗りこえて繋いでいただいた大切なものです。

ご先祖さまを敬い、感謝を伝えることで、供養のこころを捧げることができるのです。

お盆の時期に、ご先祖さまをこころよくお迎えし、日ごろの想いをふんだんに伝えてください。

そうすることによって、皆さまの健康や幸せをたくさん増やしていただけるのです。

新型コロナウイルスの終息も早まるのではないでしょうか?

ぜひ、すてきなお盆をお過ごしください。

本日は最後までお読みいただきありがとうございました。

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